砂防堰堤(さぼうえんてい)工事
砂防堰堤の必要性
砂防堰堤には石流を食い止める働きがあり、一度に大量の土砂が下流に流れ出ることを防ぐ働きがある「不透過型砂防堰堤」と、土砂をためて渓流の勾配を緩やかにする働きがある「透過型砂防堰堤」の2種類あります。
近年、温暖化の影響で大雨が増加する中、日本全国の至るところで土石流の危険性があります。
災害の懸念があるエリアを抱えている自治体も多くあります。
砂防堰堤はますます必要とされており、宅地のかさ上げや避難路などとともに整備が急がれます。
砂防堰堤の種類
砂防堰堤の中でもっとも一般的なのが、コンクリートの重さを利用したコンクリートクローズ堰堤です。
同じコンクリートを利用したものですが、中央部にスリットが入っているタイプをコンクリートスリット堰堤といいます。
コンクリートスリット堰堤は、洪水時のみ土石流をくい止めて、平時は土砂を流すことができます。
その他、地すべりをくい止めるブロック堰堤、鋼材の枠の中に玉石を詰めるタイプの鋼製枠堰堤、鋼材でつくった円筒に残土などを詰める鋼製セル堰堤、鋼管を格子状に組んだ鋼製スリット堰堤などがあります。
このように一口に砂防堰堤といってもさまざまな種類があります。
それぞれ適した場所で活用されており、人びとの安全を守り続けています。
ここまで、砂防堰堤(さぼうえんてい)工事の様子をお写真でご紹介してまいりましたが、いかがでしたか?
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最後までご覧いただきありがとうございました。