お役立ち情報 業務紹介

投稿日:2025年8月22日

三重県の地盤特性と基礎工事|津市・伊賀市の土質データを大公開


三重県伊賀市を拠点とする結希建設株式会社では、津市や亀山市・名張市など県内各地で道路改良工事、河川改修工事、造成工事、外構工事などの土木工事を手がけております。土木工事において最も重要な要素の一つが地盤特性の把握です。地盤の性質を正確に理解することで、安全で長持ちする構造物を建設できます。今回は、国土交通省の公式データをもとに、三重県特に津市・伊賀市周辺の地盤特性と基礎工事のポイントについて詳しく解説いたします。
 

 

三重県の基本的な地質構造

三重県の地質構造は、日本列島を縦断する中央構造線によって大きく二分されます。この地質的特徴を理解することは、適切な基礎工事を行う上で極めて重要です。
 

🌍 中央構造線による地質の分割

中央構造線は、関東から紀伊半島、四国を経て九州へと連なる日本列島最大級の断層です。三重県では、県央西部の高見山と志摩半島の山地の北縁を結ぶ線上に位置しており、この断層を境として地質構造が大きく異なります。
この構造線より北側は南北方向の地質構造を特徴とし、南側は東西方向の地質構造を示します。この違いは、土質特性や地盤の強度に直接的な影響を与えるため、基礎工事の計画段階で必ず考慮する必要があります。
 

🏔️ 県北部と県南部の地質特性

地域
地質構造
主要な地形
基礎工事への影響
県北部(津市・伊賀市含む)
南北方向の地質構造
山地、低地、砂礫台地
比較的安定した地盤条件
県南部
東西方向の地質構造
紀伊山地、急峻な山岳地帯
岩盤基礎が多く、慎重な調査が必要

「参照:ジオテック株式会社 三重県の地形・地盤」
 

津市・伊賀市の土質データ分析

国土交通省の国土地盤情報検索サイト「KuniJiban」によると、津市・伊賀市周辺の地盤データは豊富に蓄積されており、これらのデータから地域特性を把握できます。
 

📊 N値分布の特徴

N値による地盤強度の判定基準
N値0~4: 非常に柔らかい地盤(軟弱地盤)- 地盤改良が必要
N値4~10: 安定した地盤だが沈下の可能性 – 慎重な基礎選定が必要
N値10~30: 小型建造物に適した地盤 – 一般的な基礎工事で対応可能
N値30~50: 中小建造物に適した強固な地盤 – 安全性の高い基礎構築可能
N値50以上: 大型建造物にも対応可能な非常に強固な地盤

津市周辺では、沖積低地部でN値3~15程度、台地部でN値15~30程度の値が一般的です。伊賀市周辺では、盆地底部でN値5~20程度、丘陵部でN値20~40程度となっています。
 

 

🧪 土質構成と層序

津市の典型的土質構成

表層(0~2m):砂質土、シルト質土

中間層(2~8m):粘性土、砂質土の互層

深層(8m以深):砂礫層、岩盤

特徴:河川沖積層の影響で軟弱層が存在

伊賀市の典型的土質構成

表層(0~3m):風化土、洪積土

中間層(3~10m):砂礫土、粘性土

深層(10m以深):基盤岩

特徴:盆地地形のため比較的安定した地盤

「参照:国土地盤情報検索サイトKuniJiban」
 

地盤特性に応じた基礎工事の指針

地盤調査結果に基づいて、最適な基礎形式を選定することが重要です。三重県の地域特性を踏まえた基礎工事の指針をご紹介します。
 

🏗️ 基礎形式の選定方法

地耐力(kN/m²)
N値目安
推奨基礎形式
適用建物
30未満
0~4
地盤改良+ベタ基礎
軽量建物
30~100
4~20
ベタ基礎・布基礎
一般住宅
100~300
20~40
直接基礎
中規模建物
300以上
40以上
直接基礎・杭基礎
大規模建物

「参照:三井住友トラスト不動産 建築の知識」
 

⚡ 地盤改良工法の適用

軟弱地盤が確認された場合の地盤改良工法は、軟弱層の深度によって選定します。津市・伊賀市では以下の工法が一般的に適用されます。
表層改良工法(深度2m程度まで)
地表から約2mまでの軟弱地盤に適用します。セメント系固化剤を現地土と混合撹拌し、強固な地盤を造成します。施工期間が短く、コストを抑えられる利点があります。
柱状改良工法(深度2~8m)
軟弱地盤が2~8mの深度に存在する場合に適用します。φ400~600mmの柱状改良体を造成し、摩擦力と支持力で建物を支えます。津市の沖積低地部で多用される工法です。
鋼管杭工法(深度8m以上)
深い軟弱地盤に対応する工法です。支持地盤まで鋼管杭を貫入し、確実な支持力を確保します。地震時の安全性も高く、重要構造物に適用されます。
 

実際の工事における注意点

基礎工事を成功させるためには、地盤特性の理解に加えて、実際の施工における注意点を把握することが重要です。
 

🌡️ 季節的要因の考慮

三重県の気候特性を考慮した施工計画が必要です。梅雨期(6~7月)は降水量が多く、地下水位の上昇や軟弱化が懸念されます。この時期は特に地盤の状態変化に注意を払い、必要に応じて排水対策を講じます。
冬期(12~2月)は気温低下によりコンクリートの初期強度発現が遅れる可能性があります。耐寒剤の使用や養生期間の延長など、適切な温度管理対策を実施します。
 

🔍 品質管理のポイント

基礎工事の品質管理要点
1. 事前調査の徹底: 地盤調査は建物配置に合わせて適切な箇所数で実施
2. 材料品質の確保: セメント、骨材の品質管理と配合設計の最適化
3. 施工管理の強化: 掘削深度、配筋、コンクリート打設の各工程での検査
4. 気象条件への対応: 降雨、気温変化に応じた適切な対策の実施
5. 検査体制の構築: 第三者機関による品質検査の活用

 

安全で確実な基礎工事の実現に向けて

三重県の地盤特性は中央構造線を境として大きく異なり、津市・伊賀市周辺では比較的安定した地盤条件が期待できますが、局所的な軟弱地盤の存在も確認されています。国土交通省の公式データに基づく適切な地盤調査と、地域特性を踏まえた基礎設計により、安全で長持ちする構造物の建設が可能です。
結希建設株式会社では、25年にわたる豊富な経験と最新の技術を駆使し、お客様の大切な構造物を支える確実な基礎工事をご提供いたします。地盤に関するご不明点やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。丁寧で迅速な対応をお約束いたします。
 

採用バナー
結希建設株式会社
〒518-0017 三重県伊賀市大谷777-3
TEL:0595-26-0701 FAX:0595-26-0702
※営業・セールス目的の問い合わせはご遠慮願います。

この記事を書いた人

カテゴリー お役立ち情報, 業務紹介

関連記事

三重県の道路・河川を美しく快適に!結希建設株式会社の土木工事

三重県の道路・河川を美しく快適に!結希建…

結希建設株式会社は三重県伊賀市に本拠を置き、伊賀市や名張市、亀山市、津市で活動しております。 道路改 …

外構工事・エクステリア工事は安心して弊社におまかせください!

外構工事・エクステリア工事は安心して弊社…

こんにちは!結希建設株式会社です。 弊社は、三重県伊賀市に拠点を構え、三重県内で外構工事やエクステリ …

土木工事や造成工事のご相談もお気軽に!

土木工事や造成工事のご相談もお気軽に!

はじめまして!結希建設株式会社です。 弊社は建設会社として三重県伊賀市を中心に土木工事・造成工事・道 …

採用情報 お問い合わせ